豊かな食文化
フナ刺身
(一般社団法人若狭三方観光協会 提供)
うなぎ
シジミ
福井梅
なれずし
(福井県オープンデータより [63.なれずし(切り身)]、福井県、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス 表示 4.0 国際)
へしこ
海の幸
エビの煮つけ(若狭町 提供)
三方五湖地域は、下記の地図からもわかるように、山々とそこから流れ込む川、淡水から汽水、海水へと変化する5つの湖、そしてその先につながる日本海というように、「山川湖海」すべての自然からの「食の恵み」がギュッと集約している特別な場所です。
その恵みの多様さから若狭は、古代から朝廷に海産物を貢いだ御食国の一つとして有名です。
若狭の食材を都に運ぶ中で、鯖などの海産物を長期食用するために、「へしこ」や「なれずし」などの加工技術も発達しました。
また、大陸からの食文化の入り口としての歴史的価値も高く、縄文時代には稲作が伝わってきたと考えられています。
三方五湖地域の地理的特性と歴史の上に、こうした豊かな食の幸が古来から続いてきたことを、皆様にはぜひ記憶にとどめていただきたいと思っています。
一方で、近年、人間の生活様式が急速に変化していることや、地球温暖化などの環境問題が生じていることなどによりこれら豊かな食の幸への影響も懸念されます。
私たち三方五湖自然再生協議会は、三方五湖地域の漁業資源などの持続的な利用のために、自然再生・保全の活動を、研究者の方々とも協力しながら進めてまいります。
三方五湖地域を訪れた際には、ぜひとも「山の幸」、フナやコイ、ウナギなどをはじめとする「川や湖の淡水の幸」、「湖周辺の作物の幸」、シジミなどの「汽水域から海水の日本海の幸」、そして特産である福井梅やへしこなどを味わってみてください。
(グルメスポット等のご案内は、このページの一番下に記載の各HPを参考にしてください。)
三方五湖自然再生協議会が推進している「食」
【環境に優しい農法認証制度】
三方五湖自然再生協議会の「環境に優しい農法部会」では、2019年に「環境に優しい農法認証制度」を作りました。
★環境に優しい農法認証制度」で必ず守ってもらう2つのこと
①農薬・化学肥料を使用しない、または使用量を減らす。
②濁水流出防止策や生きもの調査など、自然環境の保全に貢献する活動を行っている。
現在、2つの条件を守っている「田んぼ」のお米を「環境に優しい農法部会認証米」として販売しており、オーガニック給食の取組みにも使用されるようになりました。
●「環境に優しい農法」認証制度の募集のチラシ(2023年度版)
●「環境に優しい農法部会」認証米の新米のちらし(2023年度版)
●認証制度についてのお問い合わせ先
福井県里山里海湖研究所 環境に優しい農法部会(三方五湖自然再生協議会)事務局
TEL:0770-45-3580
― 認証米の生産者の方々 ―
尾崎ファーム農賊団
- 代表者名:尾崎 晃一
- HP:https://ozakifarm.net/
有限会社かみなか農楽舎
- 代表者名:取締役 八代 恵里
- HP:https://nouson-kaminaka.com/
- メッセージ:「ミライ農業を育てる」農業で地域を元気にするかみなか農楽舎
- 『かみなか農楽舎パンフレット』
農事組合法人若狭下吉田営農組合
- 代表者名:組合長理事 岡本 登
- HP:http://fuyumizu.main.jp/kumiai.html
- メッセージ:
浅耕土地域で下層は砂利層の乾田で、冬水田んぼを行っています。
冬水田んぼは、「三方五湖」が平成17年にラムサール条約登録湿地となり、その目的である生態系の保全をさらに推し進める農法であると思っております。
よしむら農園
- 代表者名:吉村 義彦・春子
- HP:https://hiko3.com/
- メッセージ:
いきものいっぱいの 田んぼの中で 子どもがはしゃぐ 田舎のながめ
ぐるりとつながる 自然といっしょに 人も、お米も、育っています。
若狭の空気も一緒に食べよう! よしむら農園のお米。
kokoroふぁーむ縁
- 代表者名:長橋 努
- HP:https://kokoro-enishi.com/
- メッセージ:
当園の田んぼでは肥料・農薬・除草剤を一切使わず、本来の多様な生命環境・土壌が育まれる自然栽培を採用しております。
「名水・霊水」の水の都、福井若狭の風土の中で育まれた雑味のないほんのり優しいお米です。
合同会社天狗山農園
- 代表者名:代表社員 島田 一郎
- Instagram:https://www.instagram.com/tenguyama_noen/
- メッセージ:
私たちは天狗山の目前に広がる寒暖差の激しい鳥羽谷にて水稲を中心に作物を生産しています。厳しい環境の中育つことで、一味も二味も違うお米や野菜ができます。昔ながらの農法とICTの融合にて美味しく、安全で安心な食べ物を提供しています。
石地 優
- メッセージ:
安全安心な食べ物に憧れ、私個人と三方五湖自然再生協議会との協働によって生きものに優しい米づくりに挑戦しています。
若狭町立三方小学校5年生
- HP:https://edu.town.wakasa.fukui.jp/mikata-es/
- メッセージ:
全校児童で「ゆりかご田」と名付けた田んぼでの米作りを始めて、令和5年度で13年目になります。
毎年5年生が中心になって活動しています。
若狭町立瓜生小学校5年生
- HP:https://www.uryu-es.com/
- 学校近くの田んぼで無肥料無農薬の稲作に挑戦しました。
除草作業や水の管理は本当に大変でしたが、自分たちで作り上げたもち米をおはぎにして食べた時は最高においしかったです。
●「環境に優しい農法」認証米の生産者の紹介(ポスター、2023年度版)
道の駅三方五湖でも認証米が購入できます。(※ただし、売り切れのときはご容赦ください。)
★道の駅三方五湖
https://www.wakasa-mikatagoko.jp/search/entry/michinoeki-mikatagoko.html
【認証米を使ったせんべい】
認証米を加工した、長期保存が可能な商品開発として、認証米と福井県産の塩を使ったせんべいを販売しています。
1袋 45グラム、330円(税込)
(販売場所)若狭町・美浜町の道の駅、café縞(県年縞博物館併設)など
【三方五湖の寒ぶなの缶詰】
地域の自然資源を活用し、持続可能な資源利用と質の高い特産品の開発を目指し、福井県立若狭高校と一緒に研究し、
食べやすく美味しい寒ぶなの缶詰を商品化しました。フナは、三方湖で「たたき網漁」によって漁獲されたものです。
他ではなかなか食べることのできない逸品です。ぜひご賞味ください。
(参考)福井県海浜自然センター YouTube 「三方湖のたたき網漁とは⁉【福井県若狭町】」
https://www.youtube.com/watch?v=C4F99NDmZO0
缶詰は、鳥浜漁業協同組合事務所、café縞(県年縞博物館に併設)などで販売しています。
製造数に限りがありますので、品切れの場合はご容赦ください。
※なお、これらの開発商品の売上の一部は、三方五湖の自然再生・保全事業に活用されます。皆様のご協力をお待ちしています。
その他参考
★一般社団法人若狭三方五湖観光協会
http://www.wakasa-mikatagoko.jp/
★一般社団法人若狭美浜観光協会
https://wakasa-mihama.jp/
★一般社団法人若狭湾観光連盟
https://wakasabay.jp/articles/-/21
★美浜町
https://www.town.fukui-mihama.lg.jp/
★福井県公式観光サイトふくいドットコム「道の駅三方五湖」
https://www.fuku-e.com/spot/detail_1605.html
★三方五湖ごはんBookデジタル版
https://drive.google.com/file/d/15Jq-bVAdd8AqumDayBUrOw5pgFA9lSBi/view